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「発想転換で表す 和文英訳ビギナーズブック」詳細

和文英訳ビギナーズブック和文英訳ビギナーズブック

英語の言い分

本書の「コペルニクス的アプローチ」と
複数の訳例により、 あなたは
「日本語らしい日本語」を「英語らしい英語」で 表現するための力が着実につき、
スピーキングやリーディングにも役立つ
語い・イディオムの幅が大きく広がります。

大高評『和文英訳エクササイズブック』の
初中級編がついに登場!

「基本的な英文をミスなく書く」―これが英文ライティングの鉄則です。

本書は、一見ムズカしい問題文を別の日本語に言い換え(=発想転換)、 きわめて平均的な英語力をもった学習者でも、立派な和文英訳ができ、 非常に高度な英文が書ける(=英文ライティングは怖くない)ことを教えてくれます。

例えば、

「運動のしすぎは有害無益だ」

という日本文はどう英語で表現しますか? 「有害無益」を和英辞典で引いたりなんかしないでくださいよ。

「有害無益」とは、難しそうですが、結局「害があって益がない」ことです

したがって、害があるということは当然益にはならないわけで、「無益」は訳す必要はありません。また、何にとって有害かといえば、それは運動をしすぎる人の健康にとってです。これは日本語の原文には書かれてはいません。

そうすると、次のような英訳が考えられます。

・Too much exercise is bad for the health [for you].
・If you take too much exercise, it'll be harmful to your health [to you].

「有害無益」という一見難しそうに見えた熟語がis bad for youというごく簡単な英語で表されます。

このように、原文を吟味してダブついている語句はそぎ落し、意味が不鮮明と思われるものを補足して、不足しているものを付け加えることで、よりわかりやすい英文になおすことができます。

もちろん、次のような「定訳」を知っている人もいるでしょう。

・Too much exercise does you more harm than good.

しかし、do you more harm than goodという難しい言い回しを知らずとも、日本語を吟味し、その意味をやさしい日本語に置き換える(=発想転換)とこによって、上のようにきわめてやさしい英語で表現することができます。

もう一例あげれば、

「天才と馬鹿は紙一重だ」

これも、「紙一重」は「その差異が非常に少ない」あるいは「ほとんど同じだ」と発想転換することにより、

・There is very little difference between a genius and a fool.
・Very intelligent people and stupid people are almost the same.

などとやさしく表現することができるようになるのです。

本書には、このような

 難しい日本語をやさしい英語で表現する(英訳する)

ノウハウが満載されています。英文ライティングを本格的に学びたい大学生・社会人の入門書としておススメです。本書は以前、『ガリレオの英作文』として出版したものを社会人向けに全面的に解説を改め、実用英文のライティングに対応させたものです。

本書でぜひ日本語と英語のあいだにある多様性を味わってください!

マーク内容一部紹介(画像をクリックすると大きく表示されます:pdfファイル)

2章

5章

6章

11章

マークはしがき(pdfファイル)

マーク目次紹介

第1章 主語の決め方
第2章 重なっている意味と重なっていない意味
第3章 「時」にかかわる二つのポイント
第4章 難しい語句をやさしい語句に
第5章 肯定文と否定文の転換テクニック
第6章 言葉のウラを吟味する
第7章 受動態で書くか、能動態で書くか
第8章 修飾語をどうするか
第9章 イディオムや決まり文句を使ってみる
第10章 前置詞が決め手の表現
第11章 会話体の文章を英訳してみる

マーク詳細目次(pdfファイル)

Information

勝見務/クリストファ・バーナード共著 A5判 188頁 本体価格1500円

■勝見 務(かつみ・つとむ)
  元駿台予備学校および代々木ゼミナール講師
  著書に『超・英文法使い分けマニュアル』(プレイス)、『コペルニクス英作文』(共著)、『英語教師のための英文法再整理』(以上、研究社)、訳書に『英語句動詞文例辞典』(研究社)、『バーナード先生のネイティブ発想・英熟語』(プレイス)などがある。

■クリストファ・バーナード(Christopher Barnard)
  帝京大学教授。
  著書に『英語句動詞文例辞典』『ルミナス英和辞典』(執筆)『ライトハウス英和辞典』(執筆)『コペルニクス英作文』(共著)(以上、研究社)、『バーナード先生のネイティブ発想・英熟語』『日本人が知らない英文法』(以上、プレイス)、Language, Ideology, and Japanese History Textbooks(RoutledgeCurzon)などがある。 ネット上では、プレイスのウェブサイトにて、コラム「日本人が知らない英文法・語法」を連載、インターネット・カルチャーセンター ビュールタウス(http://www.asunaro-online.com/polyglot/index.html)にて、「日本人が知らない英文法」講座を開講中。

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《ここが重要!》

単語集やフレーズ集が全盛の英語本ですが、ある日本語に対する英語の表し方は1つに決まっているわけではありません。

私たちが普段使う日本語から、それをどのように英語で表すことができるか、そのいろんな可能性を考えていく、そしてその様々な英訳を味わっていくことで、あなたの英語力は本当に伸びていくことになるのです。

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